介護職の仕事は、幸せを感じやすい仕事だといわれています。その理由の一つとして、まず仕事を通じて誰かの役に立てるという醍醐味を味わえるからです。一人では日常生活を送るのが困難な高齢者の介助や手伝いをする行為は、確実に利用者の役に立っていると思えます。
利用者から感謝の言葉をかけられる機会が多く、そんな時にも人の役に立っているという実感を得やすいでしょう。また、手伝いを通じて高齢者を笑顔にすることもできます。笑顔は伝染するといわれており、利用者の笑顔を見て自分も思わず笑顔になって、幸せな気持ちになる人もいるでしょう。
介護職が人に親切にしたとき、ヘルパーズハイになるという研究結果があります。介護の仕事を通じて、ヘルパーズハイになっている人も少なくないようです。
さらに介護職の仕事には、キャリアアップがしやすいというメリットがあります。未経験からでも、意欲的に経験を積みながら介護福祉士を目指してステップアップすることが可能です。キャリアアップによって、目標を果たすことへの達成感が得られます。給料アップなどの待遇面も改善されると、さらに幸せな気持ちになれるかもしれません。
また、介護職は子育てと仕事の両立がしやすい仕事だといわれています。子育て経験が豊富なスタッフがたくさん働いている職場ほど、子育てに理解が深いからです。
子育ての喜びを味わいながら仕事ができるという状況は、幸せを感じやすい状況でしょう。このように介護職は、何かと幸せを感じやすい条件が揃っている仕事だといえます。